「怖エロ！」的作品解説『悪魔的性欲に取り憑かれた呪いのいんらん人形ちゃん 松本いちか』
心霊スポット系YouTuberのつっちーとよっこが、「呪いの人形の事故物件」と呼ばれる廃墟を訪れた。彼らは、廃墟の中を散策しているうちに、呪いの人形のいちかを発見する。いちかに一目惚れしたつっちーと、恐怖のあまり気分を悪くするよっこ――。いちかは、自分を作った人形職人を忘れられず、廃墟内をさまよい、ソファーで寝ていたよっこをフェラチオする。しかし、よっこに逃げられてしまい、その後は人形職人の遺品を使ってオナニーに耽っていた。そこにつっちーが現れて……。人形でありながら魂を宿し、痴女となって淫らなことをするいちかと、彼女に心奪われたつっちーの運命は？
心霊系YouTuberの初恋は呪いの人形だった……!?
最近は『呪術廻戦』のヒットもあって呪物が人気でござる。呪物の代表格は「呪いの人形」でござる。
呪いの人形といえば、所有者が次々と不幸に見舞われるのが定番ね。日本を代表する呪物コレクター、田中俊行さんが持っているチャーミーも、過去の所有者5人が次々と亡くなったという、正真正銘の呪いの人形よ。でも、チャーミーのおかげで田中さんは仕事が忙しくなったそうだから、呪いは呪いでも、幸せを呼ぶ呪いなのかしら？
チャーミーは田中さんを過労死させようとしているのかもしれないぞ（笑）
チャーミーの話は置いといて、『悪魔的性欲に取り憑かれた呪いのいんらん人形ちゃん 松本いちか』について語るでござる。この作品は、心霊スポット系YouTuber「つちよこ探検隊」のつっちーとよっこが、「呪いの人形の事故物件」と呼ばれる廃墟に足を踏み入れるところから話が始まるでござる。
「呪いの人形の事故物件」にはもともと人形職人が住んでいたけど、彼は死亡して白骨化。しかも、その死体と、彼のお気に入りだった人形が、風呂場で見つかったそうよ。
人形が死体にしがみついていたという話は恐怖ポイントでござる。しかし、拙者が一番ゾッとしたのは、つちよこ探検隊は登録者が100人もいかない底辺YouTuberというところでござる。YouTuberブームでYouTubeに参戦したものの、芽が出ないままブームも終焉を迎えつつあり、底辺YouTuberはさらなる底辺へと転落……。そんな現実をしっかり再現しているのが怖すぎるでござる。
どうでもいいことを言ってないで、さっさと呪いの人形の話をしようぜ。廃墟の中を散策していたつっちーとよっこは呪いの人形のいちかを発見。つっちーは「彼女は本当に可愛かった」と言うほど、いちかに心を奪われるわけだが、いちかが瞬きしているのに気づけよ（笑）
つっちーは「僕の初恋は呪いの人形だった」と言っているんだから仕方ないわ。恋は盲目よ。というか、それまでまともに恋をしたことがなかったってことかしら？そんなんだから、底辺YouTuberになっちゃうのよ。私、つっちーのような童貞坊やが大好きよ。たっぷり遊んであげたいわ。
遺品をマンコにこすり付けてオナニーする呪いの人形
つっちーが人形職人の日記を発見して、人形職人がいちかに性的なことを仕込んでいった経緯を知り、それを読みながらせんずりするのでござる。一方で、いちかは、気絶してソファーで寝ているよっこのペニスを舐めしゃぶり、フェラチオでご奉仕。目を覚ましたよっこは怯えて逃げ惑うのだから、男としては最低でござる。底辺YouTuberは男としても底辺でござる。
つっちーは「あとで気づいたことだけど、よこい（＝よっこ）は襲われていて、そして逃げていたみたいだった」と言ってるが、初恋の人（人形）が相方とセックスしていたことをどう思ってるのか？自分なら、そんなシチュエーションを知った時点で激怒し、同時にムラムラして、怒りと性欲で我を忘れてしまいそうだ。
よっこに逃げられたいちかは、亡くなった人形職人の遺品を使ってオナニーするのよ。特に、人形職人の帽子の匂いを嗅いだ後、「パパ」と言いながら、その帽子をマンコにこすり付けるシーンは印象的だわ。大切な遺品をマン汁まみれにするのは、まさに呪いの淫乱人形ね！
いちかはオナニーしているところをつっちーに見つかり、いろいろあって2人はセックスして、最後には……。これ以上のネタバレは避けるが、つっちーにとっては、「呪いの人形」というよりも「幸せを運ぶ人形」だったんじゃないのかな？
この作品は「呪い」というほど怖くはないでござる。むしろ、心霊をテーマにしたラブストーリーのようになっているでござる。しかし、ストーリーがあるAV作品なので、男と女のセックスを延々と見せられるだけでは満足できない人は楽しめると思うでござる。人形愛（ピグマリオンコンプレックス）の持ち主には刺さるのかもしれないでござる。
